家族よりケアマネ優先?

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父の入院中に感じたあれこれ

どうも、崖っぷち介護者のねじねじ草です。今回は、病院とケアマネの関係について思ったことを綴ろうと思います。

父が搬送された病院がたまたま「変」だったのか、全国的なスタンダードなのかわかりませんが、何しろ患者の状況について、家族よりもケアマネに先に話がいくんですよ。

こちらも看護師やら病院所属のソーシャルワーカーと話す機会もあるにはあったけれども、それより詳しい情報をケアマネ経由で知るということがちょいちょいありました。

あげくのはてに、退院の際に看護師から「ケアマネさんに渡してください」と封緘された封筒を手渡され、後日ケアマネ来訪時に渡したところ、ケアマネは目の前で開封したわけですが、ちらっと見えた書面には、どうも詳しい病状についてこまごま書かれていたっぽい。

実際、ケアマネも「(救急搬送された)決定的な要因はわからないんですね~」と言っていたし。

それにしても、家族には説明せず・見せず、あまつさえしっかり封緘して、ケアマネのみに詳しい情報を渡すって……。なんかおかしくないですか。

入院中、主治医からの説明は一切なかったし。どーなってんだ、あの病院。

諸刃の剣かな~と思ったり

関わった医療機関の間で患者情報は共有しますよ的な同意書はあるけれども(かなり前に弟が署名していた)、近所のかかりつけ医に母の薬を取りに行ったら、こちらは何も言っていないのに「お父さん入院したんですって?」と聞かれるし。

診療情報を共有するメリットはもちろんあるでしょうが、上記の救急搬送された病院のように、家族には知らせず、医療機関とケアマネ間だけで共有されるというのは、違和感ありまくりです。

こういうシステムって、一歩間違うと怖いよなと思ったり。仕事柄ケアマネって、各家庭の事情に詳しくなるし。

なんていうか、知らないところで我が家の内部情報が共有されている、そこはかとない不気味さ。関わっている人すべてが善人という保証はないしね。

それに、医療機関同士で情報共有するのはいいけれども、家族を蚊帳の外に置くのは、ちょっと違うんじゃないのか。

これは父が搬送された救急病院が「変」なのか、よくあることなのか分かりませんが、ほかにもいろいろ違和感を覚える病院ではあったので、余計に不信感が増幅されているのかもしれません。

同時多発?急速に衰える老人たち

母が「Aさん(はすむかいのご近所さん)のご主人、最近姿を見ないよ」と。確かに、私が実家に戻って1か月あまり一度も姿を見かけない。

そして、4月下旬だったか、暖かいある日、奥さんに付き添われて散歩する旦那さんが家の前を通りました。「長いこと姿を見なかったけど、家にいたんだね」などと話していたら。

見慣れない車が頻繁にAさんの家の前に止まる気配が(いちいち見にいっていないので気配だけ)。

やがて、毎朝、デイサービスの車がAさんのご主人を迎えに来ていることが判明。最近、頻繁に来ていたのはケアマネかもしれません。

Aさん宅はご主人、奥さん、娘の3人家族。休日のある日、娘が「漏らされるマシだから早く行って! 家では補聴器をつけるルールでしょ!!」と強い語気で言っているのが聞こえてきました。

うーむ、娘の気持ちはよくわかる。うちも似たようなもんだもん。

さらにさらに、少し離れた近所のBさんの奥さんも最近、急激に衰えたとのことで母が驚いていました。

私もゴミ捨てに行ったとき、部屋着のようなパジャマのような姿でベランダにぼーっと立っている奥さんを見かけましたが、なんというか正月に見たときより明らかに覇気がなく、ひと回り小さくなったように感じました。

この奥さんも、最近姿を見かけません。ひょっとしたら施設に入ったのかもしれません。

何が言いたいかというと、実家の周囲では急速に衰えていっている老人が多いのです(うちの親も含む)。元気な人は変わらず元気なんですけど。

単なる偶然かもしれません。でも妙に同時多発的なんですよね。不思議です。

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