父、帰る

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寝ぼけて放尿したらしい

弟の家に一時預かりに行っていた父親が帰ってきました。たった五日間とはいえ、じつにすがすがしい日々だったわい。

父は父で、なんだか知らないけど美味しいものも食べさせてもらったようだし、気分転換にもなったし、そこそこ機嫌よく帰ってきました。

たった五日間ですからね、嫁も父もお互い猫をかぶってやりすごせる日数だよね。と思っていたら、父、夜中に寝ぼけて部屋の隅で放尿したらしい。

フハハハハ。いい嫁キャンペーンの裏で般若の顔になっていたかと思うと笑える。思い知ったか、嫁。

父も弟に何か言われたのか多少態度が改善し、生活費も必要な分渡すようになったので、とりあえずは結果オーライか。

母、転ぶ

父がいなかったときものんびりできたかといえばそうでもなく、母の病院通いの日々だったわけです。

母はかなり足が弱っているので体操教室に申し込んだところ、教室初日の前夜、トイレに行くときに廊下で転倒。

痛がるので、教室はキャンセルして整形外科へ。幸い大したことはなかったのですが、骨粗しょう症が大分進んでいるので治療が必要とのことで、またまた通院先が増えましたとさ。

というわけで、体操教室は初日から文字通りコケてしまいました。なかなかうまくいかないものです。体調不良で通院の日にちを変えたり、年寄り相手だと計画通りに物事は進まないですね。

連綿とつづく引きこもり性向

母は人と話すのが好きで割と社交的なので、引きこもり系の私とは似ていないと思っていたのですが。

意外にデイサービスを嫌がるんですよねえ。行くと楽しくおしゃべりしているようですが、行くのを楽しみにしているふうでもない。特に嫌なことや、人がいるわけでもないのですが。

で、体調不良で早退してきたのをきっかけに、デイサービスをやめてしまいました。私がトイレに行っている隙にケアマネに電話して、ちゃっかり辞めますと言っていた。こういうときの行動は素早い。

こんな感じなので、体操教室もあまり気乗りしていないようで。一応納得したのですが、どこかで気に入らないのか、ふとしたきっかけに目がつり上がっておかしくなる。なだめすかすのも一苦労。

母も引きこもり因子を確実にもっていると確信しました。もうすこし涼しくなったら散歩にも連れ出そうと思います。いつまでも暑すぎるんだよ、ほんとに。

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