黙って止めて回る
水道の蛇口からチョロチョロ水が流れっぱなし、トイレの電気が点けっぱなしなんてのはもはや日常茶飯事。
最初は注意していましたが、注意したところで覚えていられないのが認知症。なので最近は黙って止め、消して回っています。水道代とかは、もう知らん。まだ戸締り、火の始末ができてるからマシか。
が、タチが悪いのが、特に母親は自分で電気を点けっぱなしにしておいて「誰、電気点けっぱなしなのは!」とかのたまう。いや、それ、アンタだから。
ということがあるので、現場を押さえたときは指摘しておきます。「見てごらん、水、出しっぱなしだよ」とか。その場で言うことが大事。
他人事ではない
こんな調子なので、エアコンのリモコン操作も危うい感じです。父親はかろうじてできる感じ、母親は全然ダメ。
母親は石油ストーブの扱いはできるのですが、季節の変わり目、灯油を使い切ってエアコンで暖をとっていた時期がヤバかった。今年は寒暖の差が無茶苦茶で、灯油はもう買わなくていいかと思っていると真冬並みに冷え込んだり。
父の入院中、私が引っ越し準備のためやむを得ず東京に日帰りで行っていた日、母は一人で留守番していたのですが、夜帰ってきたらエアコンもつけずに寒い部屋でこたつに寝転がっていたときは仰天しました。エアコンのつけ方がわからなかったようです。
なのでこの酷暑、父親を病院に連れていく日に母一人で留守番させるときは注意しなくては。
年寄りが猛暑の中、エアコンの暖房スイッチを入れていたというのはとても他人事ではありません。歳を取るって、そういうこと。
母、謎な朝食をつくる
毎朝、朝食の用意は大体母親がしているのですが、ここ最近それもあやしくなってきました。
女性の場合、料理ができるか否かというのは、認知症の一つのバロメーターらしいですな。
食事づくりというのは献立を考えるところから始まり、栄養のバランスを考え、熱いものは熱いうちに、冷やすものは冷やしてと、結構頭を使う。
母親は、もうまとまった料理を作ることはできないので食事の支度はほとんど私がやっていますが、朝食だけは任せていました。
が、最近、ご飯があるのにパンを焼き、味噌汁を作るということをちょくちょくやる。理由を聞いてもまとまった返答は帰ってこないので、今朝もトーストに味噌汁、野菜炒めという不思議な朝食を食べました。
母は朝食も私に作ってほしそうですが、「できることは自分でやって!」ということでしばらく母に任せます。