無農薬レモンでジャムを作った

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見た目はイマイチでも貴重な無農薬

年末年始に帰省したら、近所からもらったゆずとレモンがたくさんあったのさ。「ゆずはお風呂に入れようか」と母は言ったけれど、なんかもったいないので、ジャムを作って置いてきたのでした。

親の感想は「甘さ控えめだね」。母様は糖尿病予備軍なのでちょうどよかろうて。でも、言うほど砂糖は控えていないんだな、これが。あんまり控えると腐りやすくなるし。砂糖を結構入れても甘さ控えめに仕上がるのがジャムの恐ろしいところです。

帰る時にレモンをいくつかもらってきたので、北向きの部屋に放置してあったのをジャムにすることにしました。見た目はイマイチだけど、木に生っているところから知っている身元確かなレモンです。

皮も実も種も、あますところなく使う

今回はレモン3個を使うことにする。皮も実も種も果汁もぜーんぶ使います。これだけ無駄なく使えばレモンも成仏してくれるだろうて。

さて、レモンの腑分け。まずは果汁を搾る。搾り器がないので、くし形に切って手で搾る。果汁に種が混じってもノープロブレム。種はペクチンが出てとろみがつくので、あとで漉してお茶パックに入れて一緒に煮ますよ。果汁を搾り終わったら、外皮から房の袋をむしり取っておく。

レモン腑分けの図。これを全部使います

たーへるあなとみあ

ひたすら皮を刻む

ゆずジャムの作り方を踏襲したのですが、ここで大きな誤算に気づく。レモンの皮はゆずの皮よりずっと硬いということを忘れとったわい。うちの包丁がなまくらなせいもあるけれども、刻むのにに結構力がいる。開始30秒で、2個にしときゃよかったと後悔。腱鞘炎になりそうになりながら、ひたすら刻む。しまいにはランナーズハイのようになりながら無心で刻む。

左が外皮、右が房の袋を刻んだもの
果汁と種を分けておく
種はお茶パックに入れる

アクを抜くために茹でこぼす

柑橘系の外皮はアクが強くてそのまま煮ると苦味が残るので、茹でこぼします。本当は3回ぐらい茹でこぼすのがいいですが、昨今のガス代を考えて2回にしました。

搾り汁とザラメを加えて煮る

刻んだ外皮、房の袋、搾り汁を全部鍋に入れ、ザラメを投入。水は一滴も使いません。なんでザラメを使うかというと、数年前にキンカンの甘露煮を作ったときの余りがあるから。ほかに理由はない。ザラメの量も、大体皮の重量の半分ぐらいかなと思う量を投入。万事、目分量。味付けは常に一期一会。途中で甘みが足らなかったら足す予定。

疲労困憊しつつ完成

ときどきかき混ぜながら、煮詰めること約30分(適当なところで種のお茶パックは取り出す)、だいぶんとろみもついてきたところで火からおろす。この間、空き瓶を煮沸消毒して、自然乾燥させておく。粗熱をとってから瓶詰め。大体2瓶半のジャムが出来上がりました。あー、疲れた。

昼ご飯を作る気力も体力も使い果たしたので、適当に残りもので済ます。

食べないという選択肢はないのかね?

途中で味見したところ、ちょっと苦味が残ったかなー。甘さは十分。ひと晩落ち着かせるとまた味が変わると思う。明日の朝、さっそくパンに塗って食べるとしよう。

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