毛髪の話題は常にデリケート
犬や猫を飼っている人はご存じでしょうが、ペットの抜け毛の掃除は結構大変。普段でも結構抜けるのに、換毛期ともなると輪をかけて抜けますね。で、ねじねじ草が日々思うのは、動物だってあれだけ毛が抜けるんだから、人間の髪の毛だって抜けるよな~ということです。
ねじねじ草は日ごろから自分の抜け毛が結構気になります。毛量的には美容師さんに嫌がられるほど多いので今のところハゲる心配はなさそうですが、それでも洗髪後に洗面所の床をコロコロで掃除すると、結構抜けたな~とシミジミします。
一般的に、ヒトは1日に50~100本の毛が抜けるといいます。なので、抜け毛が多いように思ってもこの範囲なら気にすることはないでしょう。ただ、一時期「なんか毛が薄くなったな」と思ったことがありました。手ですいてみると、明らかにスカスカする。
何気なく「最近抜け毛が多くて」とこぼしたら、ねじねじ草より年上のオバさん、もといお姉さまが間髪を入れず「歳のせいよ」と言い放ったのを、ねじねじ草は10年近く経った今も忘れません。(決めつけんなやボケ(# ゚Д゚))
かくのごとく、男女を問わず毛髪の話というのは、非常にデリケートなものがあります。
このハゲー!
自分に合ったシャンプーを
毛髪が抜ける原因としてよく言われるのは、ストレス、偏った食生活、加齢によるホルモンバランスの変化、そして遺伝。ねじねじ草の場合は、シャンプーを変えたら抜け毛がおさまりました。
当時シャンプーにこだわりはなく、安売りしているときに目に付いたシャンプーを適当に買っていたのですが、それを使い切って牛乳石鹼の石鹸シャンプーに変えたとたんに毛量は復活しました。
その特売シャンプーはこれまでにも何度か使ったことがある商品で、以前は抜け毛が気になったことはなかったのです。たしかリニューアルした後だったので、成分が変わったのかもしれません。
別に安売り品が悪いと思っているわけではなく、要は自分に合ったシャンプーを見つけることが大切だと言いたいのであります。
皮脂の分泌量も肌質も毛の質も人によって違うのだから、こればっかりは実際に使ってみるしかない。自分に合うシャンプーの見極めは大事だというのが、経験から得た教訓です。
「ふのり」と「生卵」で洗髪
夏目漱石の「吾輩は猫である」の中に、苦沙弥先生が洗髪後の奧さんの頭のてっぺんにハゲを発見するシーンがあります。
日本髪に結うとてっぺんの毛が引っ張られるから仕方ないと言う奥さんと、その若さでハゲができるのは病気だ、医者にみてもらえと騒ぐ苦沙弥先生のやりとりが夫婦喧嘩に発展していって面白いのですが、その前振りで奥さんは「ふのりと生卵でごしごし髪を洗って」とあるんですね。
「ふのり(布海苔)」は海藻の一種で、食用のほか着物の洗い張りや障子張りに使われたり、漆喰につなぎとして混ぜられたりいろいろな用途に使われていましたが、当時の女人の定番の洗髪料でもありました。
「ふのり」のねばねば成分「フノラン」に油を吸着する性質があるので、今のシャンプーのように泡立たなくても皮脂汚れが落とせるらしい。卵も、髪によいとされるアミノ酸やビタミン類が豊富な完全栄養食ですから、これまた天然のトリートメントになったわけですね。
究極のオーガニックシャンプー&トリートメントで髪にも環境にもよさそうですが、お湯で洗い流したら卵が固まったりしなかったのだろうかとか、いろいろ気になります。
夏の終わりは頭皮も疲れている
夏から秋にかけては季節の変わり目で、動物でいうところの換毛期にあたるのと、夏の紫外線や汗・皮脂の汚れで頭皮もダメージを受けているので抜け毛が増えます。
時期的なことなので抜け毛が増えるのは仕方ないですが、時間とお金に余裕があればヘッドスパもいいですなぁ。眼精疲労にも効きまっせ、あれ。ねじねじ草も受けたことがありますが、施術後、視界がパーッと明るくなったような気がしました。後頭部のマッサージが目のツボに効いたんでしょうかね。
ということで夏の終わり、抜け毛の気になる方も、そうでない方も、今年の猛暑に耐えた頭皮をいたわってあげたいものです。