ボケ老人を二人連れての買い出し

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シートベルトと格闘

買い出しは一人で行くほうが断然ラク。荷物が多かろうが重かろうが、ボケ老人を連れていくより断然ラク。だけど、特に父親がスーパーについてきたがる。

正直足手まといだけれど、気分転換になるだろうと連れていくこともある。本人は荷物運びに役に立つつもりでいる。自分自身がお荷物だということがどうしても理解できないらしい。

通路の真ん中にぼーっと立ち尽くすわ、杖は落としまくるわ、カートを人にぶつけそうになるわで、本当に神経を使う。で、しばらく買い出しには連れて行ってなかった。

が、天気のいい日曜日、つい、買い出しに両親二人を連れて行ってしまったのだけれど、無謀すぎた…。

まず、母親は出かける直前までトイレを出たり入ったり。出かけるまでが長いのはいつものこと。やっと車に乗ったかと思ったら、二人してシートベルトをするのにひと騒動。

スーパーに着いて車を降りる段になると、母のポシェットの紐とシートベルトが絡まって、これを外すのにまたひと騒動。

絡まったシートベルトと紐をほどいた拍子に、ポシェットから財布が転がり出たのにも全く気が付かない母。慌てて財布を拾ってポシェットにしまわせる。

店に入る前から、波乱含み。

3倍疲れた

父親は父親で、例によってカートで混みあう通路に平気で突っ立っているので、カートを引っ張って誘導(杖は持っているけど足元があやういので、カートを押したがる)。

私が支払いをしている間もさっさと前に進めばいいものを、なんだかしらないけれどレジの前に突っ立っているので、カートを引っ張ってまた誘導。

おつりを受け取っている間、買ったものをエコバッグに詰めてはいるのだけれど、これも本人たちはやる気はあってもモタモタノロノロ、ちっとも進んでいない。ついにはかごをひっくり返して床にぶちまけている。もう知らん。

爆速で一人でエコバッグに買ったものを詰め、さあ帰ろうとしたら母親が「杖がない」と騒ぎ始めた。

自分の杖は手に持っているので、先に出口に向かった父親の杖のことかと思ってサッカー台まで戻ったら、なんと自分の杖を忘れたと騒いでいる。

あんたの手に持っている、それは何。

いくらボケているとはいえ、自分の手に持っている杖を忘れたと騒ぐとは思わなんだ。

もう、両親を連れての買い出しは無理だとはっきり悟りました。少し前まではここまでではなかったけれど、ボケの度合いが進んでいるのでしょう。こういうときにはっきりわかる。

ということで、ボケ老人×2を連れての買い出しはいつもの3倍疲れた。金輪際、買い出しに二人一緒に連れて行かないと固く心に誓ったのでした。

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