森は生きている

あ゛ーつ゛ーい゛~~~。いつまでも暑い! 暑すぎるッ(怒)。なんじゃこのしつこい暑さ、そしてこの湿度!! 秋らしさのカケラもありません。冬眠ならぬ夏眠というものがあったらしてみたい。コールドスリープ。暑さを眠ってやりすごす。そのまま永眠してしまいそうですが。

それはさておき、最近いろいろ騒がしい明治神宮外苑の木の伐採問題。ユネスコの諮問機関まで参入して騒ぎは収まりそうにありません。どう決着するのか分かりませんが、ひとつ言えるのは「森は涼しい」ということです。

ねじねじ草の近所には「保護林」というものが点在していて、ナラやコナラの雑木林が適度に手入れされながら残っています。真夏にそばを通ると、ヒンヤリした風が吹いてくる。体感でマイナス5度くらい涼しい。天然のクーラーです。

去年だったか、大きなテントを張って車まで乗り入れて涼んでいた人たちがいましたが、気持ちは分かります。トイレもないのにどうするんだとか、ゴミを残していくんじゃないでしょーねとか、そもそもここにテントなんか張っていいのかとかいろいろな疑問が湧き上がりましたが、とにかく気持ちは分かる。涼しいから。

灼熱のアスファルト地獄を和らげてくれるというその一点だけでも、都心のまとまった林っていうのは貴重なんじゃないかと思うんですけどね。緑が減るとまたヒートアイランドに拍車がかかるぞな、もし。

そんなことを考えていたら、「森は生きている」という童話を思い出しました。なつかしい。雪に覆われた冬の森が舞台なので、気持ちだけでも涼みます。ハイ。

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