幼少時の刷り込み体験
思い起こせばウン十年前、小学生だったねじねじ草は、図書館の本だったか、学研の科学雑誌だったかで「地震雲」の存在を知ったのでした。そしてある日校舎の窓から空を見たら、本で見た写真とそっくりな雲が浮かんでいるではありませんか。
「あれって地震雲じゃないのかな」と思っていたら、その2、3日後に実際に少し大きめの地震が起こったのでした。その日以来、ねじねじ草の頭の中に「地震雲」はしっかりと刷り込まれ、今に至ります。
10月5日の空にも特徴的な雲が出ていたので、つい写真に収めました。
ブログのネタ切れを起こしていたこともあり、普段から何となく気にしている「地震雲っぽいもの」を記録しようと思い立ち、急遽「雲日記」なるメニューをつくりましたとさ。
科学的根拠ナシというけれど
ちなみに、地震雲の科学的な裏付けは今のところありません(by気象庁)。とはいうものの、親族は阪神・淡路大震災の数日前に見事な一本線の筋状の雲を目撃しているし、思わず写真を撮った10月5日の妙な雲が出た前後も鳥島近海が騒がしかったわけで、地震雲と地震の因果関係をデータでハッキリ・クッキリ証明できないだけで、何らかの関連はあるとシロート考えでは思っています。
漁師さんや昔のお百姓さんは朝、空を見てその日の天気を正確に当てていた(いる)わけで、これすなわち「自然との対話」ってやつではないかと。
気象衛星だのなんだのを駆使しているはずの最近の天気予報のハズレっぷりがひどいのは、この「自然との対話」とか「長年の勘」というのが抜け落ちているせいでは。もはや週間天気予報など占い程度にしか信用しなくなったねじねじ草でございます。
宏観現象いろいろ
地震雲のほかにも個人的に「地震の予兆かな?」と思うものに、「下水臭さ」とか「カラスの大騒ぎ」などがありますが、うっかり他人に言って頭オカシイ奴と思われるのも嫌なので、ひっそりと心の中にとどめつつ心の準備はしておきます。何もなければそれでよし。
カラスは「カラスと地震予知」で書いたように、地震予知のできるヤツとできないヤツがいるし。
地震前になると頭痛がするとか、耳鳴りがするという人もいます。これも生身の体のことだから、地震の予兆なのか本人の体調によるものなのかあいまいです。だからといって、まったく否定する気にもなりません。そこそこ当てている人もいるし。
あとは井戸水や温泉水が濁るとか枯れるとか、地下水脈的な宏観現象もよく言われますな。
口に出して言わないだけで、何らかの異変を察知できる人は結構いるんじゃないのかなー。科学的根拠がなければ全部当たらないってわけでもないので、ねじねじ草的には地震雲をこれからも気にしていこうと思います。