カラスと地震予知

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地震予知のできるカラスとできないカラス

しつこく地震ネタですんません。いや、最近早朝のカラスの大騒ぎに安眠を妨害されているので、ふと前に住んでいた場所のカラスが地震を予知していたっぽいのを思い出しました。

以前に住んでいたところのカラスは近くの大イチョウに巣をかけていて、ねじねじ草のベランダからハンガーを盗んでいくやら、植木鉢の土をつついて掘り返すやら、乱暴狼藉をはたらく悪たれカラスでした。夫婦か親子か、2、3羽でなわばりをもっていたと思う。

その悪たれカラスどもが朝とか夜中、いつもと違う鳴き方で騒いでいると、その日のうちか翌日には地震が起こるということがちょくちょくありました。百発百中ではないにしても結構な確率で当たるので、カラスが騒いだ朝は少し用心したものです。

遺伝なのか学習なのか

という経験があったので、引っ越して今のところに住んでからカラスが騒ぐと、「おや? 今日は地震がくるのか?」などと身構えたのですが、当地のカラスは地震を予知して騒いでいるわけではないらしい。カラスが騒いで地震があったのは今まで1回のみ。これは偶然のような気もします。

話は変わりますが、子カラスは巣立ちした後もしばらく親に養ってもらっているので、6月ころには巣立ち直後の子カラスが木の枝で羽をばたつかせて、親にえさをせがんでいるところをよく見かけます。

「かーちゃん、お腹すいたー、ごはんちょーだいー」と心のなかでアテレコをしながら親子カラスを眺めていたら、園児を散歩させていた保母さんも木を見上げて観察していました。嫌われがちなカラスですが、親子ガラスのやりとり(?)はほのぼのします。

巣立ち後はそうでもないですが、巣で子育て中のカラスは人間が近づくと威嚇してくることがあるので、4月ごろは注意が必要です。ねじねじ草も、カラスがサラリーマン風男性の頭をかすめて威嚇しているのを見たことがあります。どうも、そのカラスは男性に対して攻撃的だったようです。

というわけで、カラスは巣立ってからも親の教育期間が長いようなので、地震予知は親からの教育なのか、はたまた遺伝なのか。相当どうでもいいことですが、ここのところ早朝からけたたましいカラスの声に悩まされているので、ふと気になったのでした。

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