フィギュアスケートTV観戦記(5)~グランプリファイナル男子SP~

目次

番組表に偽りあり

先日のNHK杯の不可解ジャッジはやはり物議を醸したようですが(今に始まったことではないが)、懲りもせずグランプリファイナルを観戦するねじねじ草です。

「4回転の神」イリヤ・マリニンが4回転アクセル跳ぶかもしれないしさー、宇野くんの演技見たいしさー。

それにしても番組表には「男子ショート」と書いてあるのに、女子ジュニアはぶっこむわ、過去の選手の演技を長々と流すわ、テレ朝、えーかげんにせーよ。それで1時間つぶすのは番組表詐欺。つきあいきれないので、前半はろくすっぽ見ていない。

なんつーか、地上波のフィギュア中継というのはどの局がやっても精神修養を求められます。普通に淡々と放送できないのかね。

イライラしたら負けー

跳んだ、跳んだ、マリニンが跳んだ

イリヤ・マリニン、今季封印していた4回転アクセルついに跳びましたー。高い高い。でもスロー映像で見たらビミョーに踏切前に氷上で1/4弱回転していたような……。本日のジャッジ的にはお咎めなしのようです。

とはいえ4回転ルッツ-3回転トゥループのコンビネーションなど、ジャンプの構成難度はピカイチ。ただ、歴戦の猛者ぞろいの今日の最終グループでは、ステップと表現力がどうしても見劣りする。

フリーは演技時間長いので、よりアラが目立つよー。どうする、マリニン。

ショートプログラム寸評

宇野くん、NHK杯の不可解減点を「勝手にすればー」と言わんばかりにマイペースでジャンプを華麗に決めていってよかった。相変わらず、ほかの選手より時間が短く感じる密度の濃い演技で王者の風格でした。

直後に滑った鍵山くんも、宇野くんに負けるもんかという一歩も引かない気迫を感じました。ただ、4回転サルコウはNHK杯のほうが出来がよかった。

三浦くんは、疾走感あふれるスピードが武器です。宇野、鍵山のツートップに臆することなく、こちらも果敢に挑んでいった。ちょいジャンプの軸にドキッとする場面あり。

体幹オバケのアダム・シャオ・イムファ。体の中にバネでも入ってるんかいというバランス感覚がなせる深いエッジワークは見事です。大技の4回転ルッツが抜けてしまったのが痛恨の極み。

ケビン・エイモズ。このメンツに入るとジャンプ構成難度ではやや劣勢ですが、円熟の表現力はさすがベテラン。見た目はヒゲヅラのおっさんなのに、キス&クライで見せる乙女な仕草もみどころです(?)

総じて、見ごたえのある最終グループでした。各選手「自分との闘い」がフリーの明暗を分けそうです。あとはジャッジ、不可解判定で勝負に水差すなよー。

まっちーの解説も楽しみ

目次